山のつどい「応急措置を学ぼう!」
2025年01月26日(日)
2024年12月14日(土)

山中でケガをしたらどうする?関心の高いテーマに17名も集まって熱気ムンムン、講師の的確な指導と絶妙の話術で和気アイアイのつどいになりました。
まず「登山の原則は自力下山」「自立した登山者になれ!」「這うてでも下りろ」と心構えの話があったうえで、講師から質問。「では、どれくらいの血が流れたら命の危険があるか?」血糊を見せる強烈なスタートで一同一気に引きずり込まれました。
さっそく三角巾の使い方。腕、ひざ、頭、側頭部を巻いて止血する。腕の固定、足首の固定、脚を骨折した場合にポールを添えて三角巾を巻いて固定するなど。すべて参加者も体験します。要救助者への対応は「愛護的」「保温」がキーワード。

次は要救助者を移動させる方法。脇から腕を通して引きずる、雨ガッパとポールで担架を作って運ぶ。頭部の固定に注意。リュックサックとポールで要救助者を背負う。ポールで松葉杖を作る。
盛りだくさんですが時間の経つのを忘れるくらい集中しました。
この「山のつどい」は「自立した登山者になる」ことを目標に開催しています。参加者からは「忘れないよう、また新人も入って来るし、続けて開催して欲しい」など、積極的な感想が多数寄せられました。最後に参加された皆さんの感想の一部を紹介しておきます。

快く講師を務めて頂いたAさん、ありがとうございました。
日 時 12月14日(土)14時~17時
場 所 ウィングス京都
参加者 17名
参加者の感想(一部)(遭難対策委員会)
1 今回の講習会のご感想は?
・ずっと知りたかった救急処置が学べてとても為になりました。
・とても楽しく、わかりやすかったです。
2 具体的な1の理由は?
・話が具体的、実習が豊富、目標が明確(自立した登山者になる)
・話を聞くだけではなく、実際に手を動かしたりと全員参加型で楽しかったです。
3 今後の山行に活かせる点は?
・パーティ皆が応急セットを持ってることと、知識も皆が持つことが必要だと感じた。また、出血した時の手当てと、テーピングはできると思う。
・全てだと思いました。山行だけで無く、手や足の捻挫、骨折は普段に生かせる技術だと思います。
4 次回山のつどいへのリクエスト
・雪山でのノウハウ(滑落停止、雪洞、ビーコンなど)
・怪我や病気に関わる技術はまだあると思いますので第二第三の会があれば嬉しいです。
※他にもたくさんリクエストがあったので順次取り組みたいと思います。
5 その他(講師へのメッセージ)
・素晴らしい講義ありがとうございました。一回だけではなく、もっと聞きたいと思いました。