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山の記録 Activity Report

南ア、荒川出合三ルンゼ 右のナメ滝アイスクライミング

2022年02月12日(土)

(メンバー)EO, AK
(期日)2022年2月12日
朝6時テント場を出発する。林道から三ルンゼに入り、傾斜45度50M程の下のナメ滝を各自ソロで登り、中段のテラスに7時頃に着く。

三ルンゼ取り付から

三ルンゼ取り付から

先行パーティが居たので、1時間程待ち8時頃にクライミングを開始する。1P目は、最大斜度70度の氷壁で、所々にスクリュウーハーケンを差し込み40M伸ばし、左岸沿いの立木でビレイする。

1Pを登る

1Pを登る

2P目は、K氏がリードする。右上する最大斜度70度の氷のルンゼを40M登り、左岸の立木でビレイする。

2Pを左上

2Pを左上

3P目は、Oがリードする。ルート図では2P目の後半部分をスタート。露岩の右のルートを取る。部分的には80度くらいあり、少し難しかったが、何とかテンション無しで50M伸ばし、スクリューを氷に2本打ち確保する。
4P目は、金K氏がリード。雪壁を20M登り,Ⅲ級程15Mの氷壁を越し、40M伸ばし、左岸の立ち木でビレイ。
5P目は、雪のルンゼを40M登ると大きなテラスに着いた。
6P目は、15M程の氷を登ると傾斜がおちる。終了点の様だ。15時頃だった。
小休憩の後、下降に移る。最新のアイスクライミングのガイドブックでは、水平にトラバースし、2本のルンゼの上部を越したところの尾根を降りると30分で降りられるとの事だった。先行パーティのトレースがあったので、それに従う。簡単な下降と思っていたが、トラバースだけでも斜面が氷化し意外と悪い。おまけにトレースも部分的に無い。尾根状に着いた所から15分ほど降りると突然とトレースが無くなり、その下は垂直に切れ落ちていた。それから下降路を探すがさっぱり分からない。
17時頃、意を決し最初にトレースが無くなった地点からラッペルすることにする。暗闇での4回のラッペルで、やっと立てる雪の斜面に降り立つ。何とかブライダルベール下の右斜面に降りられたようだ。テントに戻ったのは23時だった。 (EO記)

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